IPMモータ用コントローラのご紹介
こんにちは。
今月のブログはAが担当いたします。
今回は弊社の製品について少しご紹介させて頂こうと思います。
ご紹介させて頂くのは、DC電源にてご利用いただけるIPMモータ用のコントローラ(型式:IPC-30DC)です。
標準的な仕様・機能については下記の様になっております。合わせてカタログもご覧ください。
■仕様
電源電圧:DC24V ~ DC72V
定格出力:750W
制御方式:速度制御
適用モータ:IPM-73シリーズ、IPM-112シリーズ
■機能
・入力
スタート/ストップ
アラームリセット
回転方向
速度設定
立上時間設定
・出力
アラーム表示(LED点滅)
アラーム信号出力(オープンコレクタ)
モータ回転パルス出力(オープンコレクタ)
・通信
CAN通信
・異常検知
過電流検出
過電圧/低電圧検出
温度異常検出
※異常を検知した場合の動作
モータへの出力を停止
LED点滅回数によりアラーム種別を表示
アラーム信号を出力
RoHS規格にも対応しております。
■各種接続例
メインとなる電源はバッテリー等からDC24V~DC72Vを入力頂きます。電源の電圧が不安定ですと、過電圧異常や低電圧異常が検出される要因になりますので、安定した電源をご使用ください。
コントローラ(IPC-30DC)とモータとの接続は、モータ線(U,V,W)とセンサー線にて行います。
必要に応じて、入力機器(スイッチやボリューム、PLC 等)を接続し、規定の信号を入力することで、ON/OFF、回転方向、速度 等を制御することができます。
出力信号はオープンコレクタとなっております。使用される場合は外部電源をご接続ください。
CAN通信にも対応しており、接続は3線(CAN_H, CAN_L, GND)にて行います。入力機器を接続せずCAN通信のみでモータを動作させることができ、モータの各種情報をデータとして出力できます。
IDや送受信データについてはお客様の要望に合わせて変更することも可能です。
その他、タイマー機能や簡易出力制御 等のプログラム変更にも対応可能ですので、ご要望があればご相談ください。
また、オプションとしてコントローラ用の通信アプリをご用意しております。アプリを使用することでコントローラにプログラムされている各種パラメータをシリアル通信にてパソコン上で変更することも可能です。
試作品の評価時に設定を変えながら動作確認したい場合等、プログラム変更を行うことなくスムーズに評価を進めることにお役立て頂けると思います。
アプリ開発についての話は過去ブログで紹介しておりますので、ご興味があればご覧ください。(その1、その2)
現在、農業用車両や特殊車両、事務機器 等の用途でご採用頂いております。
コントローラの動作プログラムや入出力接続仕様 等はご希望によって変更することも可能です。
例えば、
・異常検出設定値(電流、電圧、温度等)
・出力制御
・I/O変更
等、お気軽にご相談下さい。
今回のブログに合わせてIPMモータ用DCコントローラ(IPC-30DC)のカタログも更新しております。
また、IPMモータとマグネットモータの一部機種についてもカタログ内容を更新しておりますので、ご検討されているお客様につきましてはご確認をお願い致します。
今回は以上です。