発電機について2
yagiです。ご無沙汰しております。
早いもので、7 月。 今年も、もう、半分が過ぎましたね。
歳をとると月日がたつのがとても早く早感じます。
九州北部は、6月28日に梅雨明けし夏本番を迎えました。
1951年の統計開始以降、最も早い梅雨明け、また最も短い梅雨とのことです。
地球温暖化の影響もあるのでしょうね・・・
2022年の夏(7月〜9月)の気温は、全国的に平年より高くなると予想されています。
ウェザーニューズ「猛暑見解2022」
皆様、体調に気を付けて暑い夏を乗り切りましょう。
さて、今回は弊社で製作しています発電機について記述いたします。
発電機は、大別すると図2の様に分類されます。
弊社の発電機(IRGシリーズ)は、界磁に永久磁石を用いた三相交流永久磁石同期発電機(PMG)になります。
界磁とは、回転電気機械において磁界をつくるために設ける磁石をいいます。電磁石(巻線界磁)と永久磁石
(永久磁石界磁)があります。
永久磁石同期発電機は電磁石同期発電機と比較すると、界磁励磁のための電源回路が不要、またスリップリング
やブラシなどの電気的接点がなく(ブラシレス)、構造が簡単で保守が容易といった特徴があります。
図3は、弊社発電機の構造になります。磁石埋込構造(IPM)の為堅牢性を備えています。
また、磁石は希土類を使用していますので高効率です。
図4は、弊社発電機特性の一例です。
定格電流の範囲内であれば、出力は回転数にほぼ比例します。
図5は、弊社発電機の使用イメージです。
発電機を駆動する原動機としては、油圧モータ・エンジン・風車・水車などが挙げられます。油圧発電は、油圧配管しかない(電気配線がない)ところで電気機器(リフティングマグネット等)を使用したい際に利用され、またエンジン発電は、ハイブリッド農機等でバッテリー(蓄電池)の容量を小さくしたい際に利用されます。昨今は、バッテリーの充電や直流機器の電源用として、24V・48V 仕様の発電機のお問い合わせが増えております。発電機の出力は三相交流ですが、整流器(ブリッジダイオード)を用いることで直流に変換することができます。
発電機の選定について
発電機の定格出力は、最大定格を表しています。
容量の選定にあたっては、使用する機器の消費電力だけでなくチャージコントローラ及び整流器の損失等も考慮する必要があります。
まずは、お問合せください。
以上、弊社発電機の紹介でした。
弊社では、発電機の他モータ及びドライバの設計・製造も承っております。
発電機・モータに関するお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。
お客様のニーズに最適な提案をさせていただきます。