初めまして技術部のnakaと言います。
このブログでは明和製作所で生産しているモータの技術情報を中心にして色々書いていく予定です。
現場の設計者で分担して、モータユーザ技術者の皆さんに役立つ情報を紹介できればと思っていますので、時間があれば覗いてみて下さい。返信、質問も歓迎いたします。（お問い合せまでどうぞ）
今回は初回ということで、簡単な弊社開発の紹介をしたいと思います。

明和製作所は1959年創業で元々は三菱電機の協力工場からスタートしました。その後三菱電機の電動工具部門や神鋼電機の整流子モータ移管などを受け、DCマグネットモータ開発、SRモータの開発を経て、現在ではIPMモータの開発を継続中です。
用途としては主に、産業機械や電動工具、電力機器関係です。最近は様々な特殊作業車両の電動化の引き合いが増えています。

産業機械：整流子モータ、DCマグネットモータ、SRモータ、IPMモータ
電動工具：整流子モータ
電力機器：整流子モータ、DCマグネットモータ

設計の特徴としては、ベースとなるモータから、お客様の仕様（出力、回転数等）や取合い（取付穴やインロー等）に合わせて専用モータを設計することです。

設計開発のレベル分けをすると
小レベル：軸形状の変更、塗装色変更、モータ特性や使用電圧の変更等
中レベル：モータフレーム変更やギヤードモータ化等
大レベル：モータ全体に渡ってお客様側部品や機能をモータ側に内蔵した半完成品化等

特に小～中レベルの設計、開発が一番多く、設計業務の多数を占めます。
以上簡単ですが、弊社設計についてでした。ではまた次回。

※motorは一般的には「モーター」と語尾が伸ばされますが、このサイトでは技術系文書の標準ルールに則り「モータ」という表記で統一しています。