株式会社 明和製作所

BLOG技術者ブログ

IPMモータ用コントローラーアプリのご紹介

2024.03.12

こんにちは。
今月のブログはK’zが担当いたします。


花粉がピークを迎えここ最近、頭がぼーっとしつつ不調気味です。今週末3/17(日)は全国的各地でQC検定の試験が行われますね。
私も去年(2023年3月)に3級を受験し合格した事を思い出します。

明和製作所では品質を最重要視する方針から、事務職や工場製造職も含めて全従業員にQC検定を推奨しておりパートも含めた全従業員85名中75名がQC検定資格保有者です!

パートから準社員への登用はQC検定4級合格が条件で、正社員はQC検定3級合格必須となっており、入社時に「すみやかに受験し合格する事」と言われていたので、合格できてホッとしました!
QC検定4級は品質管理の概念や用語、3級は品質管理手法や改善活動の基礎をひと通り理解確認できるので良いですね。


さて今回は弊社の製品についてご紹介させて頂こうと思います。
ご紹介させて頂くのは、DC電源にてご利用いただけるIPMモータのコントローラ用の設定変更通信アプリです。

前回にも通信アプリについてもブログを書かせていただきました。今回で3度目のアップデートです。
初回:モータコントローラ用通信アプリを作成してみました (2021年11月)
2回目:コントローラー 通信アプリ開発、モータ特性試験 技術部での業務内容の紹介(2023年3月)

初回では、主にモータコントローラーとPCアプリでのシリアル通信のテストを。
2回目では、個別のお客様に導入したアプリの事例の紹介。
今回は導入事例の総集であり、(今はオプションですが)実績有るパラメータ設定項目の標準化に向けた紹介となります。

標準的なコントローラ本体の仕様・機能につきましては、前回のブログ担当のA氏が紹介しました。
今回は、IPMモータのコントローラ用アプリの仕様・機能について紹介いたします。

通信アプリとは、コントローラーにパラメータを保存する機能(書換え)や、モータの現在の状態を表示させるアプリになります。

保存機能は、お客様が自ら調整し設定したパラメーターで、コントローラーの電源を切っても記録され残っており、次回電源を投入時にそのまま調整済みのパラメータを使用することができます。
また通信アプリにて、簡単に初期値に戻すことができるようにしています(工場出荷時状態
また回転中のモータの回転数や電圧・電流・センサー接続温度をリアルタイムにグラフに表示可能です。

Windows PCとUSBケーブルで接続



<お客様に御提供させていただいたアプリ機能の紹介>

※ 画面デザインは変わることが有ります。


■ 設定機能

・モータ回転速度の上限値の変更
・モータの回転上昇スピードの設定変更(立上り時間)
過電流上限値の変更
過電流判定時間の変更
過負荷電流上限値の変更
過負荷電流判定時間の変更
・モータの出力(P・I・D)ゲインを変更する機能

※ 過電流設定はモータがロックした場合などに使用し、過負荷電流設定は過負荷が連続した場合に出力OFFへと使い分けて使用します。(安全機能・モータ保護機能)


■ その他の機能

ファイル出力、バージョン確認など

・コントローラーのソフトウエアバージョンの確認
・パラメータ設定ファイルの出力読込み(テキスト形式)
・コントローラーを工場出荷状態(パラメータ初期化)に戻す

※ 出力済みの設定ファイルを使用して、同じパラメータを別のコントローラーに書き込むことができます。



<(ご要望により)御提供可能なアプリ機能の紹介>

モータ回転数のグラフ表示


■ 表示機能

・モータ回転数情報(数値とグラフで連続表示)
・モータ回転数指令値情報
・モータの電流値
・モータの電圧値
・温度(コントローラー 又は モータ)
・データのログ情報(電圧、電流、回転数など)
・回転数、電圧、電流値のタイムスタンプ付きログ出力(テキストやcsv形式)


その他、過去の提供させていただいた事例
・コントローラーのCAN通信用 識別IDを書き換える機能
・回生ブレーキの強度設定を変更する機能

PCの設定変更通信アプリもオーダーメイドによりカスタマイズが可能となっています。
どうぞ、よろしくお願い致します。




■各種接続例

またコントローラーとの通信には、他にCAN通信 もございます。
CAN通信では、以下のブログでも紹介しておりますが、ノイズに強く標準の機能(エラーやリトライ、不良モジュールの切り離し)が優れており、またコントローラーなどのCAN_ID番号を振り分けて使用すれば、複数台接続して使用できる点が、Uartのシリアル通信に無い強みだと思います。
1台のコントローラーで複数の受信IDを使用すれば、設定等のコマンドを振り分けて使用することもできます。


例)AGVなどの台車で左右のモータ(車輪)を制御する場合
右のモータコントローラに受信ID番号:0x100
左のモータコントローラに受信ID番号:0x101

と振り分けて、CAN通信機器(PLCや他のユニット)からそれぞれのID番号に回転数指令情報を送れば、左右のモータの回転数を別々に制御できます。

また更に追加で
モータコントローラに受信ID番号:0x200

を割り割り振ると、上記のID番号+ゲイン情報で、モータの出力ゲイン変更用として使用することもできます。
モータコントローラーの送信側にもIDが割り振れますので、PLCやユニットが、コントローラーの情報を取得することもできます。(モータ回転数や電圧、電流、温度、現在の設定値、エラー情報など)
なにより、通信ケーブルがたったの2本で全てのユニットを接続して使えるのが手軽で良いですよね。

以下のブログにて紹介しています。

コントローラの動作プログラムや入出力接続仕様 等はご希望によって変更することも可能です。合わせてカタログもご覧ください。
またアプリを使用することでコントローラにプログラムされている各種パラメータをパソコン上で変更することも可能です。
試作品の評価時に設定を変えながら動作確認したい場合等、プログラム変更を行うことなくスムーズに評価を進めることにお役立て頂けると思います。アプリで設定変更をご希望の方は、ご要望ください。



最後に余談ですが、明和製作所のお昼ご飯(サラメシ)を紹介します。
3月は「健康経営優良法人」の認定更新の時期でもありますが(「健康経営優良法人2024」に認定更新されました)福利厚生の一環として会社でお弁当を注文する場合は会社補助があり、一食300円以下でお昼ご飯が食べれます(給料天引き)。
会社のお昼弁当は希望制なので、各自弁当持参でもカップ麺でも大丈夫です。
体調が悪い日はカップ麺を食べたり、近所のラーメン屋で外食することも有ります。
(メニュー的に)健康的でとても美味しい制度です。この制度はパートさん達にも適用されています。
知り合いなどに話すと、羨ましがられます♪
以下、お弁当紹介です。

生姜焼き定食

唐揚げ定食

メンチカツ定食

ハンバーグ定食(デミグラスソースと玉子付きトマトソースのレパートリー)

ケータリングメニュー、カレーライス(ハンバーグとささみフライのレパートリー)

ケータリングメニュー、タルタルチキンカツ丼とマーボー丼(スープ付)


写真は個人的に好きなメニューをピックアップしました。(焼き魚の時も有ります)
ご飯の量は、普通または大盛の2種類から選べます。
メニューが決まっているお弁当ですが、週に1回程ケータリングサービスとなっており、ほかほかの温かいランチが食べれます。
特にお気に入りはカレーライスです(カレーライスが一番人気の様子?)。ご飯は自分達で盛れるので、丼物やカレーライスの大盛自由が嬉しいところです。また(九州名物?)唐揚げも個人的には好きです。弁当には必ず野菜もついているので、偏食気味の独身男性にとっては?健康的だと思います。

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