株式会社 明和製作所

BLOG技術者ブログ

明和製作所の製品情報及びモータ特性表の見方について

2024.11.08

お久しぶりです技術H.Yです

暑さ残る10月が終わり11月になりました。

なんでも今年は1946年の統計開始以降もっと暑い10月だったそうで、自分は10月に関わらず大半を夏服で過ごしました。

一方で11月以降は例年並みの寒さになるということなので皆様気温の変化に注意して体調管理には気をつけてください。

さて弊社では技術部員も技術営業としてお客様の問い合わせに対応する事が良くありますが、その際にホームページの製品情報やブログをご紹介してご説明する場合も多いので、今回は弊社のホームページ内の製品情報やブログのどこを見ればよいかという道案内と製品カタログの仕様と特性表の見方について解説させていただきます。

「明和製作所で製造しているモータ」

明和製作所は三菱電機株式会社の協力工場としてスタートしたのが始まりで、その後電動工具の製造や独自のモータ設計開発も手掛ける様になりました。現在は「整流子モータ(ユニバーサルモータ)」「DCマグネットモータ」「SRモータ」「IPMモータ」の4種類のモータを製作しています。

整流子モータ・・・AC/DC電源で使用可能な高回転・高出力が特徴なモータで、油圧ポンプ 切断機 粉砕機などの用途で使用

DCマグネットモータ・・・DC電源専用で低電圧から使用可能なモータ、耐久性にすぐれ低騒音なので産業用から福祉機器用まで、幅広い用途に使用

IPMモータ・・・整流子とブラシを使わないメンテナンスフリーなモータ、高効率・長寿命・低騒音でマイコン制御可能なので高トルク・定速回転でメンテナンスを避けたい用途などで使用

・SRモータ・・・整流子とブラシを使わないシンプルな構造のモータ、メンテナンスフリーで高速回転が可能なので、遠心分離機 ブロアファン 攪拌機などで使用

4種類のモータともそれぞれ特徴があるので、お客様の用途や使用条件に合わせたモータを製作可能となっています。

モータの詳細

  ・モータの選定について

  ・モータ用途例

モータについての過去ブログ一覧

/モータ概要

/工具用モータについて

/DCマグネットモータの特徴

/電気モータの整流子とブラシの関係

/電力向け配電機器用モータについて

/開発動向(IPMモータ SRモータ)

/IPMモータ・ギアモータ直近の開発動向

/IPMモータ用コントローラのご紹介

/IPMモータ用コントローラーアプリのご紹介

「製品情報」

それぞれのモータ・カテゴリーにどのような機種があるのかお知りになりたい場合には「製品情報」を見てください。

「製品情報」ページには製品毎に「製品カタログPDF」があり、外観や仕様などの情報が記載されていますので各機種の詳細を知りたい方はそちらをご覧ください。

製品情報」は明和製作所サイトの上部バーまたはこちらから見られます。

また「製品情報」では、モータはもちろんのこと「アルミダイカスト製品」や「小型減速機・歯車」等の製品紹介も行っています。もし興味がありましたらこちらも覗いて見てください。

ダイカスト、小型減速機・歯車の過去ブログ

/機械要素部品である歯車について

/歯車話(機械要素部品である歯車について2)

/歯車の製造方法(機械要素部品である歯車について3)

/モータと平行軸減速機の組み合わせ

/ダイカスト鋳造について

「製品カタログ」

製品情報」の機種一覧から「製品カタログPDF」を開くことができます。

製品カタログ」は主に「外観図」「外形寸法図」「仕様」「特性表」の4つの製品の情報からなっています。

外観図」「外形寸法図」はそれぞれ製品の外観を2D図、3Dモデルで表したものになり、こちらから製品の外観や寸法の確認が行えます。

もし詳細な図が必要な場合は2D図、3Dモデルのダウンロードも可能となっています。(※ユーザー登録が必要です)

仕様」は製品の使用条件や定格等を記載したもので、基本的な情報が書かれています。(※仕様の各用語についてはこちら

特性表」はモータの特性を表したグラフで、「仕様」に書かれていない定格値以外での特性を確認する際に使用します。

「モータ特性表の見方」

ここではUM-M5 G01のモータ特性表を例にモータ特性表の見方を説明していきます。

左図はUM-M5 G01のモータ特性表では電流(A)を基準に回転数(r/min)、出力(W)、トルク(N・m)を表しています。

このグラフで試しにUM-M5 G01の定格値を見ていきます。

UM-M5 G01の定格電流は2.4Aなので2.4Aに線を引くと各特性線から回転数 14000r/min、出力 130W、トルク 0.9Nmの値が読める様になります。

これは基本仕様に書かれているUM-M5 G01のモータ定格値と同じです。

では次に定格値以外の特性を見ていきます。

今回は無負荷(1.1A)と過負荷(3.6A)の2か所で特性を見ます。上記と同じように電流基準で特性を見ると下記表の通りになります。

この様に「特性表」を使用する事で仕様に書かれていないモータの特性が解るようになります。

今回は電流基準で特性を見ましたが回転数基準・出力基準・トルク基準、それぞれの値で特性を読むことができますので、モータ検討の際に活用してください。

本ブログにて明和製品及び製品カタログのご紹介をしましたが、こちらに記載されているものはあくまで一例であり弊社では、減速機の追加やモータ仕様、軸形状、モータの取り付けピッチの変更など用途に応じた専用設計(カスタム設計)も行っています。

「探しているモータがある」、「現行モータの切り替えを考えている」、「新しく電動工具を製作したい」などモータに関するお困りごとがございましたら、 明和製作所はお客様のご要望やお悩みにできうる限りご対応します。

もしモータについてご相談がある場合はヒアリングシートに記載して頂きお問い合わせページよりご連絡ください。

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